”色”塗り薬を作ろう教室【大分県】

 大分県杵築市内の学童「立石スターキッズクラブ」様にて、お薬教室を開催したので報告いたします。

今回は、「ぬりぐすりを作ってみよう」をテーマに、開催しました。

日程:2023年7月27日(木)
対象:17名の小学生児童
時間:14時〜16時の2時間

実施内容
①薬について知ろう!
②「塗り薬」の素材について知ろう!
③水と油の関係を実験しよう!
④「塗り薬」を作ってみよう!

①薬について知ろう
・内用剤と外用剤をカードで数種類作り、どこにどのようにつかうかの知識の確認を行いました。導入として利用して、塗り薬の話題に移行しました。

②「塗り薬」の素材について知ろう!
・古代ではオリーブオイルやバターなどを塗り薬として使用していたことを踏まえ、油とよばれるもの、水とよばれるもの、油と水がまざっている身近なものを例に、カードを数種類つくり、分類をしました。そこから、油の素材を使っている軟膏について説明し、得意なことと苦手なことを説明しました。


③水と油の関係を実験しよう
・ベタベタしているデメリットを水のさらさらしている特徴をくわえてあげれば解決できるかも?という疑問を元に、水と油が混ざるか、実験しました。色水をベビーオイルの中にスポイトでいれて、2層になることを実験で確認しました。またそこに、界面活性剤をいれると混ざり合い、乳化することを学びました。その特徴を元に、クリーム剤の得意なことと苦手なことを説明しました。さらに、白色ワセリンと親水クリームを触って、違いについても学びました。


④「塗る薬」を作ってみよう
・絵本にでてくるうさぎとカメレオンの患者さんを、野菜パウダーを薬の成分にみたてて、ミツロウと菜種油をまぜて軟膏を作りました。作った軟膏は、絵本のキャラクターのほっぺや体にクレヨンのように塗ってあげました。溶ける様子から、軟膏や薬は熱に弱く、太陽にあたらない涼しい場所で保管すること、小児の手の届かないところで管理することについて学びました。